ドラクロワの新しい技法についてもう少し書いて欲しかったとのご意見があったので、書いてみたいと思います!
前回書いた3番目の
例えば、今までの画家たちが描く過去や伝説のモチーフ(宗教)から離れ、現代の今を描くスタイルになっていることとか?
ドラクロワは、理想を掲げた絵を嫌い、当時支流だった新古典主義の画家と激しく対立していました。もう宗教の絵なんて描いてないで、今の現実を見よ!
そして、戦争をテーマにした絵を描くことで
『祖国のために敵を打ち破ることはできなかったとしても、少なくとも国のために作品を描くことはできる』
と考えていました。
ドラクロワは色を重ねて豊かな色彩と動きを出すために、筆の線を荒々しく残すことによって今にも動き出す臨場感を伝える手法を使っていったのです。
これはのちの印象派と言われるゴッホやモネ、ルノワールたちに大きく影響を与えます。
前回少し触れましたが、たとえば、ダ・ビンチの描いたモナリザ。
筆を使ったのかも分からない、輪郭のない滑らかなタッチで色の境界線をぼかして柔らかく描くスフマートと言う技法を使っていました。
なに色を使ったのか分からない、重ねて色を表現するのではなく、その色を作って塗っていく。
たぶん、今の女性が顔にファンデーションを塗っていく感覚に似ているんじゃないかと自分は勝手に想像しています。
そんな綺麗な絵が支流の新古典主義者に言いたかった。
もっと描くものがあるだろう!
事件は会議所で起きているんじゃない!
事件は現場で起きているんだ!と言う気持ち。あれ?なんか違うの入ったな…。
でもね、自分も一緒に戦い、そしてその勢いを描くことで立ち上がった市民達の勇士を伝えたかったんだと思います。
色彩の魔術師と呼ばれ、光と影を捉えて動きをより鮮明に描き、すぐにでもこの自由の女神が絵から出てきそうな躍動感を感じさせる描き方。そんな絵を見た後世の画家達は自分たちもこの光や動きを感じれる絵を描きたいと思ったと思います。
私達もこの躍動感を感じるから惹かれるんでしょうね。
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コメント
コメント一覧 (1)
業務上横領の疑いで逮捕されたのは、「ピタットハウス阪急三国店」の経営者・徳永淳容疑者(42)です。
徳永容疑者は、兵庫県尼崎市の男性から不動産の購入代金などとして振り込まれた現金約2800万円のうち1900万円を横領した疑いが持たれています。
警察によると、徳永容疑者は横領した金を借金の返済に使っていて、「会社の経営が悪化していた」などと話しているということです。
また、警察は徳永容疑者が経営している会社の管理物件を活動拠点としていた特殊詐欺グループのメンバーも逮捕していて、関連を調べています。